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Dr.Martin(ドクターマーチン)

ドクターマーチンのブーツを綺麗に復活お手入れ!

ドクターマーチンを綺麗に復活させよう!

こんにちは、FIRLLYのタケオです。

今回は、ドクターマーチンのお手入れを細かく解説していきます。

革クラブ

ドクターマーチンのブーツの特徴としては、何と言ってもシンボルがソールの黄色いステッチです。

本国イギリスでもイエローステッチと呼ばれています。

革の種類としては、スムースレザー、パテントレザー(ガラス)、イングランド製の厚手のスムースレザー。

主に、この3つでしょうかね。

ですので、各項目をこの3つのレザーごとに紹介していきます。

 

スムースレザー

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多くのマーチンが、このスムースレザーです。

製造はクロム鞣で、新品の状態で光沢がなく、手入れ次第で光沢を出すか、マッドな仕上げでいくか、選択できますね。

製造がアジアで革の厚みも薄めです。

価格帯も高価格で無いため、良い革を使ってはいませんが、そこまでダメな革を使っているわけでもありません。

手頃と言った所でしょうか。

価格比較用に、アマゾンと楽天のリンクを貼っておきます。

イングランド製と価格を比較して見てください。

全然違いますよ^ - ^

*購入ページには飛びません。ご安心ください。

 

パテントレザー

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スムースレザーと比べて、初めから強い光沢を持ったレザーです。

ただ、その扱いは難しく、ひび割れなどしやすい上に、お手入れも専用の手順があります。

これは、僕の個人的見解です。賛否あるとは思いますが、恐れず言います。

綺麗でいられる期間は短く、その光沢も高級感があるとは思えません。

一番良いと思うのは、イングランド製のスムースレザーですが、少し高いので、通常のスムースレザーでも良いと思います。

 

イングランド製レザー

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マーチンは一時期、自国である英国での生産を止めました。

その後、業績の回復と共に自国の生産ラインを復活させ製造されたのが、この上の画像の復刻版モデルです。

金額が全然違うのですが、革の厚みや質感も全然違います。

育てるなら、一番楽しみなのは、この英国製のブーツですね。

昔からマーチンを履きつずけている60歳の英国在住の女性が、新しくマーチンのブーツを買って『この子は私より長生きしそうね』と言ったとか。

根強いファンもいる事から、良いブーツである1つの証明にもなっていますね^ - ^

 

お手入れ開始、汚れ落としブラッシング

この工程は、スムースレザー、パテントレザー(ガラス)、イングランド製の厚手のスムースレザー、3つとも共通です。

まずは、ヒモを外します。

そこから、細かい所までブラシをかけていきます。

ホコリや、汚れを掻き出してください。

豚毛のブラシを使います。

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シワの中を綺麗にするなら、シワを伸ばしながらシワの奥まで綺麗にしていきます。

足でトゥを押してぐーっとシワを伸ばしてブラシするか、シューキーパーを入れて伸ばすか、ですね。

ガラスレザーの場合は、シワではなく、割れですので、伸ばさなでください。割れが悪化します。

そしたら、リムーバーで汚れを落としていきます。

 *ブートブラック ツーフェイスローション

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このツーフェイスローションは面白いことに、2液になっていて、ボトルの中に透明な2つの液体が入っています。

ふると混ざって乳白色に変わります。

しばらく放置すると、2つの透明な液体に戻ります。

面白いでしょ^ - ^?

布に少量しめらせて全体的に大きく拭いてください。

このリムーバーは強いので、一部分を強くこすると色がハゲます。

ご注意ください。

拭き終わったら、30分くらい放置して乾燥させて下さい。

 

栄養を入れていこう

この工程は、レザーの種類によって手入れが異なるので、スムースレザー(牛革)だけ紹介します。

パテントレザーはこの工程を飛ばして、仕上げに行きます。

パテントレザーは、表面に濃く樹脂が塗り込まれているので、栄養剤があまり浸透しないためです。

仕上げの段階で、栄養も入るのでスキップで大丈夫です。

スムースレザーとイングランド製スムースレザー

次はM.MowbrayのCREAM ESSENTIALを本体の革に入れていきます。

 *M.Mowbray CREAM ESSENTIAL

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これは軽いクリーナー成分と革へ栄養を与える成分が含まれています。

なので、ブーツがあまり汚れていない時は、この一本で汚れ落としから、栄養までいけます。

ちなみに、強く光沢を出したくない時は、これで仕上がりでも良い感じです。

そこそこ自然な光沢が出るからです。

これも、布に取って全体に塗り込んでいきます。

塗り込んだら、30分くらい放置して馬毛のブラシで磨きます。

 *馬毛ブラシ

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次は仕上げの工程になります。

 

仕上げ

最後の工程です。

ここでは、スムースレザーとパテントレザー(ガラス)の仕上げが変わってくるんで別々に紹介します。

まずは、スムースレザーです。

スムースレザーとイングランド製スムースレザー

 *BootBlackシルバーライン black

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BootBlackシルバーラインのblackを使用しています。

布に少量馴染ませて、少しずつ全体に塗っていきます。

もし色が抜けている場合は、そこだけ塗り重ねて下さい。

関係ない部位に着くと、色が黒くついちゃうので注意して下さい。

これで、30分乾燥させて、馬毛のブラシで磨くとピカピカに光りますよ。

もし、もっと光沢が欲しいなら、丸めたストッキングでこすると、さらに光沢が増します。

ガラスレザーに近い光沢です。

これで、完成です。

パテントレザー(ガラス)

使用するクリームは、M.モゥブレィのコードバンクリーム レノベーターです。

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これはコードバン用のクリームなんですが、浸透性の具合はガラスレザーも似ていて、表面に層を形成するタイプのクリームの相性が良いんです。

このクリームの説明にもガラスレザーへの併用性も推奨されているので、安心して使って頂けます。

ただ浸透力は弱いため、乾燥には1時間くらいは見た方が良いです。

布に少量取り、馴染ませ、全体に塗っていって下さい。

乾いたら馬毛でブラッシングして、丸めたストッキングでこすって完成です。

ピッカピッカになります^ - ^

 

最後に

靴屋

仕上げの工程でも少し説明しましたが、スムースレザーの場合、光沢をコントロールできるんです。

自分の思うようにブーツをコントロールするなら、スムースレザーの一択です。

これが、スムースレザーの良い所ですね。

では逆に、パテント(ガラス)レザーの良い所は、お手入れが簡単って事ですかね。

あまり、お手入れに時間や手間を掛けたくないって方は、こっちを選択すると良いですね。

僕の好みとしては、イングランド製のスムースレザーです。

価格は高いですが、持つ年数で値段を割ればコストパフォーマンス的にはお買い得なんじゃないでしょうか。

革が厚かったり、作りが丈夫だったりするので、長年持ちますもんね^ - ^

今回は以上です。

お読み頂き、ありがとうございました。

 

 

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