ビルケンのチューリッヒの紹介とお手入れ
こんにちは、FIRLLY(ファーリー)のタケオで御マンモス、笑^ - ^
失礼しました。
いや〜、ビルケンのチューリッヒ人気上がってきてますね〜!!
そこで今回は、徹底的なお手入れの解説紹介をして行きたいと思います。
最初にスムースレザーで、次にスエードの順でお手入れ紹介します。
ちなみに、チューリッヒは気に入っていますか?
どうですか?
良いですよね〜^ - ^
僕は非常に好きです。
なんか、ユーチューブでアニキって呼ばれている方もチューリッヒを褒めていましたね。
動画で30年物のチューリッヒをリペアに出してました。
出てくるお店は、ビルケンの新宿店です。
動画を貼っておきますので、気になった方は見てみて下さい。
ちょっと脱線するんですけど、このアニキはチャンネルの別動画でREDWINGのベックマンをREDWINGジャパンさんで購入して、大切にお手入れしてましたね(^ ^)
履いた感じも、すごい似合ってました♪
もしREDWINGの動画が見たい場合は、こちらの記事に動画を貼ってますので見てみて下さい^ - ^
下の方に貼ってあります(^ ^)
ビルケンのチューリッヒって?
*カモフラ
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チューリッヒは、ここ最近人気が爆発したモデルですね。
ただ、昔から好きだって言う根っからファンも存在しますが。
僕の個人的主観になりますが、何が良いって、まずデザインがビルケンの中に似た物が存在しないと言う事ですよね。
違う安価なブランドから似たデザインは出ていますが、ほっといて良いと思います、笑。
叩かれることを恐れずに言うと、安かろう悪かろうだと思っています。
作り込みや、革の厚みが全然違ってくるんです。
しっかりと足の甲をホールドし、ソールもアーチ構造や足形に沈むフットベット、見た目だけ似せたブランドは一日履けば疲れ方が違います。
とは言え、意外と名の知れたブランドからも似たデザインが出ていたりします。
まったく聞いたことの無いブランドも勿論出てます。
最後の方にちょっと紹介しますね。
ちなみに、チューリッヒは色が渋目の物が多いように感じますね。
最新のチューリッヒはソフトフットベットと言ってインソールにクッションが入っています。
とても柔らかい履き心地を実現しました。
次項からお手入れに入りますが、最初にスムースレザーから紹介します。
それでは行ってみましょう。
お手入れ開始、チューリッヒを掃除する(スムースレザー)
*天然皮革
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まずはベルトを外します。
そうすると、ペローンと両サイドに分かれるので作業しやすくなります。
そしたら細部までブラッシングします。
ブラシは豚毛かナイロンが良いですね。
僕的には豚毛がオススメ。
理由は、汚れやホコリを掻き出すので、コシの強い毛が最適だからです。
個人的な感覚ですが、ナイロンは強すぎるように感じますね。
細かすぎてブラシが入らない時は歯ブラシを代用すると良いですよ。
*豚毛ブラシ
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もし頑固な汚れだった場合は、BootBlackのレザーローションを使います。
布に少量とり馴染ませシュッシュッと大きく拭いて下さい。
このローションは強いので、あんまりゴシゴシ強くこすると、その部分だけ革が脱色されますので注意して下さい。
拭き終わったら、乾燥させます。
風通しの良い日陰に30分ほど放置します。
※BootBlack レザーローション
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チューリッヒに栄養を与える(スムースレザー)
そしたら次は、革に栄養を与えていきます。
使うクリームはこれです。
*M.Mowbray CREAM ESSENTIAL
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これは中々優れもので、革のクリーナーと栄養供給を兼ねています。
なので、あまり汚れていない時はブラッシングして、このクリームを塗布して、またブラッシングして完成って感じにしてます。
補色クリームより光沢が控えめです。程々の光沢が好みの方にはオススメですね^ - ^
使い方は、布にとって馴染ませ全体に塗り込む感じですね。
僕は指で直接塗ってますね^ - ^
あとは、10分ほど乾かして、馬毛のブラシでブラッシングして完成です。
もし、傷や色落ちしている場合は、補色クリームを塗って仕上げとなります。
次項で補色を解説しますね。
仕上げ(スムースレザー)
補色クリームはコレを使っています。
下の写真は黒です。
色は革に一番近いものを選択してください。
*BootBlackシルバーライン black
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コレも布に馴染ませて革に塗り込んでいきます。
塗ったら乾燥のため、30分くらい放置します。
そしたら、馬毛ブラシをかけて完成です。
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この補色クリームは、かなり光沢が出ますので光沢が嫌な人は、塗った2時間後くらいにもう一度さっきのクリームエッセンシャルを入れるとツヤが引き落ち着きますよ^ - ^
ただし完全に補色クリームが浸透し乾いてからにしてくださいね。
乾燥しきる前に塗っちゃうと、補色クリームが起きて来ちゃうので注意が必要です。
それで2時間くらいと記載しました。
次はスエード(ベロア)のお手入れを紹介していきます。
お手入れ開始、ブラッシング!スエード(ベロア)の場合
*スエード
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まずはスエード用のブラシを全体にかけていきます。
使っているのはコレです。
安価でガシガシ使えるので重宝しています。
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スエードの毛の中のホコリや汚れを掻き出すイメージです。
この後のお手入れでまた消しカスなどで汚れてしまうので、またブラッシングが必要なんですけどね(⌒-⌒; )
けっこう面倒くさいですけど、各工程ごとにブラッシングして行ってください。
汚れ落とし(スエード)
*スエード消しゴム
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次はスエード用の消しゴムで軽い汚れや黒ズミを落としていきます。
ただ、頑固な汚れは消しゴムでは消えないので、それは次項で説明します。
なので消しゴムでコスって消えなかったらこだわらずに次項に回してください。
一応消しゴムは強めにコスっても大丈夫です。
消しゴムの工程が終わると、消しカスが沢山付着しているので先程のスエードブラシで掃除してください。
スエード用の消しゴムって、砂消しでも代用可能なんですが、持ってないですよね(⌒-⌒; )
一応言ってみました、笑
普通の消しゴムだと弱すぎるので、代用不可です。
まぁ、長くサンダルを履いていくんだったら、スエード用の消しゴム買っちゃった方が早いと思いますね。
そんな高いものでは無いので。
次の工程では、スエード消しゴムでも落としきれない頑固汚れの対処をしていきます。
本体のヤスリがけ(スエード)
頑固汚れは紙ヤスリで消え去ります。
試される場合は、注意点・デメリットがあるので、そこも読んでから実行してくださいね。
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使う番手は#120番から試して、予想以上に頑固だったら#60番でコスってみてください。
色んな番手のセットがオススメです。
黒ずみやコビリ付いた汚れも削り落とせます。
ただデメリットもあって、ヤスリで削れば削るほど毛足が長くボサボサになります。
長年履いたスエードの靴って、毛足の長さが均等でなく、ボサッとなんかみっともないなって感じた事無いですか?
そんな見た感じになってしまいます。
コレにも打開策はあって、伸びた毛はバリカンに限ります、笑。
冗談ではありません。
ただし、僕はですよ。
実践される場合は自己責任でお願いします。
バリカンは安いやつで十分です。
アタッチメントを外し、五厘刈りの短さで刈ります。
驚きますよ、笑。
バリカンでもヤスリでも、スエード用ブラシでブラッシングをお忘れなく(^ ^)
この状態でも、かなり良い感じですが最後にもう一手間くわえていきます。
仕上げ(スエード)
ここまで来たら、あとは仕上げですね。
ここでまた僕的裏技なんですが、ファンデーションで色をつけます。
お化粧道具のファンデーションは、意外と良い染色剤の代わりになってくれます。
もちろん革の色に近いファンデーションを選択してくださいね。
完全に正規のお手入れではなく、僕個人のお手入れですので、しっかりと染色される場合はメーカーの染色剤を購入してください。
一応リンク貼っておきますね。
ファンデーションのように簡易的ではありませんが、塗り重ねる事で色ムラもなくなり、革だけ言えば新品に近い仕上がりを得られます。
大変ですがね(⌒-⌒; )
塗りたく無い所にテープ貼って養生したり、塗っては乾かして、また塗ってと、、、。
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ファンデーションもリンクを貼ろうと思ったのですが、正直ネットで購入されるのは高いのでヤメた方が良いです。
100円均一で十分ですよ。*色が近い物を選択
ただ、店員が女性だとチョット恥ずかしいですよね(⌒-⌒; )
まぁ、僕は買いましたけど、笑。
領収書くださいって言えば仕事で使うと思ってもらえると、自分に言い聞かせて購入しました。
ファンデーションは簡易的で、多少仕上がりが上がる程度です。
どちらを選択するかは、ご自身の好みや金額などで決めると良いと思います。
ファンデーションはパフパフ叩いて、ブラッシングしてならして完成です。
次はチューリッヒに似たたのブランドを少し紹介します。
チューリッヒに似たサンダル(ブランド)
EDWIN
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まずはこの上のエドウィンからです。
価格の安さに驚きました、笑。
実際に買ったことは無いので、品質について何とも言えませんが、合成皮革を使用し作られているようです。
だから安いのかなぁ。
見た目はかなりソックリですね。
チューリッヒ以外にもアリゾナやボストンに似たモデルもあります。
そー言えば、レッドウィングの定番である875に似たモデルも作ってましたね。
僕個人の意見を言うと、賛否あると思いますがエドウィンってデニムで有名で、ある程度の知名度もあるじゃ無いですか。
だから靴やサンダルにそんな詳しく無い方ってブランドの知名度で購入されたりって事があると思うんですよね。
買った方を満足させられるなら良いと思うんですが(コスパ的にも)、安かろう悪かろうならヤメたほうが良いですね。
本筋のデニムの信用にも関わってきますよ。
どんな戦略なのか、エドウィンさんの真意を直接聞いてみたいぐらいです。
ノーブランド品
色んなネットショップの媒体で目にしますね。
はっきり言って、ヤメた方が良いです。
履き心地や、革の良さ、素材、コレを求める方は特に。
めっちゃ安いけど、履き心地が悪くてすぐ壊れるじゃ損ですよ。
チューリッヒでは無いんですが、アリゾナの似たモデル(ノーブランド)を一度買ってみた事があるんですが、デメリットだらけでメリットは安いってだけ。
お勧めできません。
なので、リンクは貼りません。
気になる方はご自身で検索してみてください。
もしビルケンのサンダルを新たに購入をお考えなら、参考にしてもらいたい記事を書いてますので読んでみてください。
最後に
ここまでお読み頂き、ありがとうございます。
結局の所、質の良い物を大切に可愛がって長く使うのが一番コスパ良いと思いますね。
しかも大切にお手入れすれば革は答えてくれますから^ - ^
とても味のある革へと成長します。
僕のお勧めは、茶色のスムースレザーです。
経年変化で深い飴のような光沢を出します。
色もだんだんと濃くなり、マダラな模様が貴方だけの一足である証です。
どうですか?
魅力的な想像が膨らみます。
お手入れ的には、補色しやすい黒のスムースレザーが一番簡単に思えます。
カッコ良さで言ったら黒も茶も良いですが、革の成長で言ったら茶がお勧めですね。
今回は以上です。
ありがとうございました。