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REDWING ベックマン 9013 シガー色落ち乾燥の徹底お手入れ

REDWINGベックマンのシガーお手入れ

どーもこんにちは。

FIRLLYのタケオです。

春も訪れブーツの販売もひと段落したので、ブログの方を注力していきたいと思います。

今回もREDWINGベックマンを入荷しました。

入荷直後の状態は、とにかく乾燥してましたね。

色が抜け、革は乾燥でパサパサで硬い。

長く履いてないと前の持ち主さんが言っていたので、おそらくクローゼットで眠っていたのかも知れません。

この状態だと、ただ栄養を入れればOKとゆうわけではありません。

慎重に補色して色を調整しながら栄養を入れていきます。

完成後は現役バリバリの素敵なベックマンに復活してくれました。

すでに販売を終えたブーツですが、そのお手入れを順を追ってご説明します。

下地処理からお手入れを開始します

まずは、紐を外します。

そして全体を細かくブラッシングします。

豚毛ブラシを使用しました。

羽の裏(紐を通す穴の裏面)や細かいとこまで綺麗になるように入念にお願いします。

ホコリや汚れを残さないよう、気をつけて下さい。

この後クリームを塗る際に嫌な思いをすると思います^^;

スーッと塗れるはずが、ザラザラして気持ち悪いって最悪です。

あとクリームも全然のびないんですよ^^;

そしたら、全体的に革本体の小傷を紙ヤスリで整えます。

使う紙ヤスリは#400番くらいの細かい目を選択して下さい。

粗い目のヤスリだと、小傷を消したいのに逆に小傷がついちゃうんですよね^^;

ソールのゴムの部分以外は革を積み上げてありますので、側面を紙ヤスリかけます。

最初に#120か#80の紙ヤスリで、次に#400くらいで整えればOKです。

この時のヤスリは小傷を消すのではなく、凹凸や汚れを一気に落として平らに下地を仕上げるイメージです。

整えたら、後ほど本体の革を補色するタイミングでソール側面も補色します。後ほど説明しますね。

ヤスリ

ソール側面は絶対磨いた方が綺麗に見えますよ。

色は黒でも茶色でも良いんですけど、ソール側面の見えている部分が綺麗だとパッと全体を見た時に、1つメリハリが生まれますよね(^ ^)

革のクリーニング汚れ落とし

続いて、革も全体的にレザーローションで汚れを落としていきます。

革が乾燥しシラっちゃけているため、シワの隙間など汚れが目立ちます。

このタイミングでソールを縫い合わせているステッチも汚れを落としちゃいましょう。

歯ブラシ

歯ブラシでOKです。

レザーローションを歯ブラシに垂らしてゴシゴシします。

縫い糸の白がだいぶ蘇り、たまりません(^ ^)

使用したレザーローションはBootBlackの物です。

布にレザーローションを湿らせて、革を全体的にそっと拭いて下さい。

頑固な汚れはゴシゴシ拭いて大丈夫です。

ちなみに、布はアマゾンでウエスを買っています。

使い古しのTシャツを切って布として使っても大丈夫ですよ(^ ^)

全体的にやりすぎずに拭いてください。

このブーツはすでに乾燥がひどいので、やりすぎると革へのダメージが心配です。

栄養クリーム入れて、補色クリーム入れれば色が戻る可能性も十分あるので諦めないでください。

なんでもそうですが、やりすぎには注意して下さいね(^ ^)

価格比較用にリンクを画像下に貼っておきます。

 ※BootBlack レザーローション

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上記のアマゾンと楽天のリンクは直接購入ページに飛ぶ事はありません。ご安心ください(^-^)

枯渇した革に栄養を与える

次はM.MowbrayのCREAM ESSENTIALを本体の革に入れていきます。

あまり本体の革の縫い合わせている糸(ステッチ)にはつけないよう気をつけて下さい。

補色クリームのような色のある物ではないので、少しつくくらいなら大丈夫なんですけどね^^;

CREAM ESSENTIALのついたステッチを布やブラシでコスルと黒ずみます。

ヤスリがけした革や乾燥の激しい革は、クリームの吸収も激しいです。

その上、場所によって吸収率も異なるので色がマダラになるんです。

ですのでチョットずつチョットずつ馴染ませるように塗布してください。

これで大分と色が馴染んできます。

そしたら15分ほど乾かして、馬毛ブラシをかけていきます。

 *M.Mowbray CREAM ESSENTIAL

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ここで少し光沢が出てきます。

とってもシットリと仕上がるので安心して下さい。

次の工程で補色クリームを入れていきます。

補色クリームで丁寧に色入れ作業

乾かして、薄く薄〜く茶色のクリームを何度も入れます。

チョットずつチョットずつ塗り重ねてください。

かなり大変ですが、仕上がりに大きな差がでますよ(^ ^)

ウエスや使い古したTシャツを裂いて、それに茶色を少量馴染ませて少しずつ少しずつ塗っていきます。

まず布に馴染ませてから革に塗っていくのが肝です。

ちなみに、アマゾンなどでウエスを大量に購入するのも手です。

僕はウエスを使ってます。

そんな高くなかった気がします。

どうですか?だいぶ色が戻って来ましたよね。

※使用した茶色のクリームはBootBlackシルバーラインのCHESTNUTです。

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大変な作業ですが、何度も少しずつ塗るのが肝です。

同じことを何度もすみません^^;

そしたら、もう片方も同じように色を入れていきます。

 

いやー、見違えるほど復活したと思います。

どうですか?乾燥時の状態と全然違いますよね(^ ^)

最後に

ベックマンってカジュアルよりはフォーマルよりのブーツだと思っています。

この手のブーツは先端のトゥの部分をWAXで鏡面に仕上げてもカッコイイと思います。

デニム、チノパン、スラックス、合うパンツが色々あって楽しめるブーツですよね(^ ^)

さすが創業者の名前を貰ったベックマンって感じです。

思いきって違う自分好みのソールにカスタムするのも良いですよね(^ ^)

構想が広がり楽しいです。

このシガーではなく、バーガンディーのベックマンのお手入れ記事も書いています。

下にリンクを貼るので、もし良かったらソチラもお読み下さいね(^ ^)

*ベックマン・バーガンディーのツヤツヤお手入れ*

ありがとうございました。

 

 

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