REDWINGのトゥを補修お手入れ
こんにちは、FIRLLYのタケオです。
今回の記事は、つま先(トゥ)の傷を補修するよって内容ですが、結果から言うと傷や色ムラも味として楽しむとゆう選択肢もあるよって事が言いたいです^ - ^
ただ、そうは言っても、きちんと補修はしますし、各所に裏技っぽい技術も出していくので、読み終えて最終的に判断してもらえたら嬉しいです。
この記事はトゥ(つま先)に焦点を絞った記事です。
もし全体的なお手入れを参考にされる場合は下のリンクで飛んで下さい。
それでは、行ってみましょう。
お手入れ開始、ブラッシングと汚れ落とし
まずは、紐を外します。
そこから細かい所まで丁寧に豚毛ブラシをかけて行きます。
ブラシの入らない細かい所は、歯ブラシを代用すると良いですよ。
歯ブラシの毛足が長くてホコリを掻き出しズラい時は、歯ブラシを毛をカットすると良いですよ。
抵抗が強く(高く)なります。
そしたら、汚れを落としていきます。
本体の革をレザーローションで拭きます。
レザーローションはBootBlackを使いました。
※BootBlack レザーローション
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布に少量湿らし、馴染ませてから大きく拭いて行きます。
強い溶液ですので、まんべんなくお願いします。
一部分をこすりすぎると色が抜けるので注意して下さい。
下地処理、ヤスリがけ
まずは、汚れを落とし終わった素地の状態を確認してみて下さい。
トゥの傷はどんな感じですか?
深くエグれた傷ですか?
浅い引っ掻き傷?
広い擦り傷?
もしかして穴ですか?
大丈夫です。
全部クリアします。
浅い引っ掻き傷と広い擦り傷の場合は、240番のヤスリでヤスって、仕上げに400番でヤスって整えて下地処理は完了です。
深くエグれた傷や穴が空いている場合は、その周辺のササクレ(突起)をカッターで小さくカットし整えます。
突起しているとパテを打つときに突起が邪魔になって失敗します。
カットが終わったら、240番のヤスリでヤスって、仕上げに400番でヤスって下さい。
これで傷や穴の周辺まで整います。
これでパテを打つ準備が完了です。
*カッターは慎重にお願いします。くれぐれもカットしすぎない様に注意して下さい。
そしたら、アドベース、アドカラーの登場です。
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※右アドベース、左アドカラー(黒)は革のパテと思ってもらえれば分かりやすいです。
ちなみに動きのある部分には適していません。(シワがよる部分等)
足先のトゥの部分は硬く動的で無い為、非常に適しています。
傷や穴の部分にアドベースを打ちます。
注意して下さい。
アドベースには補色クリームがのりますが、アドカラーは補色できません。
乾いたアドカラーはゴムの様な肌触りになります。
アドカラーは、革に近い色を選択したり、アドカラー同士を混ぜて調色したりして使います。
アドカラーは打った状態が完成になりますので、嫌な方はアドベースで整えて補色クリームで色を上にのせるって感じですね。
そしたら、傷や穴よりも少し広くアドベースを打ちます。
広すぎるとヤスリがけが大変になるので要注意です^_^;
そこからパテが硬化するまで待ち、(3時間おきました)またヤスリがけです。
今度は紙ヤスリ400番で硬化したパテをヤスって整えました。
平らになるまで、このヤスリ→パテの工程を繰り返します。
繰り返しする事で、どんどん平に近づきます。
革の栄養補給と補色
今度は革全体に薄く補色クリームを入れていきます。
※クリームはBootBlackシルバーラインを主に使っています。
色は革に近い物を選択して下さい。
アドベースを打った箇所は、濃く複数回塗って下さい。
塗ったら次に塗るまで30分程乾かして下さい。
乾く前に塗ると意味ないです。
布に多めに馴染ませ、革に塗布します。
ステッチにはつけないでください。
ステッチに色が付くと、全体の見た目のメリハリがなくなります。
乾かして馬毛ブラシで軽くブラッシングします。
ここで結構ツヤが出て来ます。
大体この下の2種類の色をよく使いますね。
*BootBlackシルバーラインのCHESTNUT
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*BootBlackシルバーラインの黒
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仕上げ
さらに本体にツヤを出したい時
BootBlackシルバーラインのクリームを入れて馬毛ブラシをかけて、ストッキングを丸めてコスればOKです。
簡易的ですが、かなりツヤが出ます。
ドレスシューズの場合はサフィールノワールクレム1925を使ってます。
雑談ですが、ストッキングは100均で買いました。
初めに買った時、店員のお姉さんに変な目で見られたのをいまだに覚えています^^;
これは、領収書下さいと言うことでクリアしました。仕事で使うんだからしょうがないと思ってもらえていると勝手に思っています。^ - ^笑
もし、『いやぁ〜100均で買うの嫌だよ〜』って方はネットでの購入がオススメです。
10足セットになりますが、1足で100円をきります。
10足は多い気もしますが、ブーツの色で使い分けたり、光沢がでずらくなってきて新しくストッキングを下ろしたりと、まぁ使いきれる量ではありますね^ - ^
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しっとり良い感じにしたい時
マスタングペーストでもいいですね。
気分で変えてます(^ ^)
塗ったら染み込むのに1日は置いといた方が良いですね。
乾いたら、シットリ用の馬毛ブラシで仕上げです。
馬毛ブラシは、使い分けで光沢用とシットリ用と2本はあった方が良いですよ。
※私は、指で塗ってます。
先程も説明しましたが、アドカラーはゴムの様な膜を形成するので浸透性のクリームはいっさいダメです。
*マスタングペースト
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良い感じになったら紐を通して完成です。
最後に
こんな感じですかね。
見た目をかなり綺麗にする場合のお手入れ方法を解説しました。
傷やエグれにヤスリをかけて、クリームを入れてブラッシングで完成っていうお手入れもあります。
アドカラー、アドベースを使わないって事ですね。
傷やエグれにパテを打たないって事ですので、平にはなりませんがクリームの浸透性は高いっていうメリットもあります。
それに、傷の1つ1つも個性で、それまでも愛していくよって方も結構多いです。
もう1つのパターンは、お手入れを栄養補給だけでパテも補色もしないよってお手入れです。
ダメージ系の服装の方に多いですね。
ブーツのトゥでタバコの火を消す強者までいます。
僕には考えられませんが^_^;
全体をササっとブラッシングしてM.MowbrayのCREAM ESSENTIALを塗ってブラッシングで完成ってお手入れですね。
クリームエッセンシャルは栄養と汚れ落としを兼ねたクリームですので、簡易的ですが自然な仕上がりが得られます。
傷などの風合いも残し、さり気ないツヤがあり、悪くない仕上がりです。
*M.Mowbray CREAM ESSENTIAL
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何にもお手入れをしないのは止めましょう。
ブーツが非常に短命になります。
今回は以上になります。ありがとうございました。
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