見逃さないで下さい5つのポイント
どーも、FIRLLYのタケオです(^ ^)
今回は以前にちらっとお話しさせて頂いた仕入れの際に見極めているポイントを詳しく解説していきたいと思います。
皆さんは中古のブーツを買うとしたら、どんなところに注意してますか?
ファーストインプレッションですか?それとも独自のルールに沿ってですか?
これまでに私は数え切れないほどのブーツを仕入れてきましたが、成功だけではなく何回も仕入れに失敗してきたので、そのコツや注意点、感想、仕入先、失敗した時の対処など詳しく書いていきます。
それでは行ってみましょう。
1.カカトを踏んで履かれていないか
これはパッと見てすぐに判別できますね。
カカトがクチャと歪んでたらアウトです。
カカトの中には厚い型紙のような素材が入っています。
これが踏まれることによって、型紙が折れたり歪んだりして革そのものまで歪めてしまうんです。
これを直すとなるともう一般の方には難しいですね。
内張の革を剥がしてなど、専門としているお店にお願いすることをオススメします。
これでもう安いはずの買い物が一気に高額中古ブーツに早変わりしちゃいます^^;
カカトに少しクセがついていてもブーツが気に入っちゃたら僕なら買って履いちゃいますけどね。
ただ、スゴイ歪みで曲がっているとカカトの一部分に変にぶつかり続けて、ずーっと履いていると血が出てきます、涙
それにクチャとならずにピンとしてる方が気持ちがいいですもんね(^ ^)
2.革に破れや穴が無いか
今までに一番多かった破れはベロの付け根です。
ちなみに、この上の画像で半円犬タグが縫い付けられている部位がベロです。
履く時に強く引っ張りすぎなのかな?
破れ、、、ん〜裂けですかね。
裂けといえば、履き口の縁(パイピング)もたまにありますね。
あと、トゥ(靴の先端)に深い穴やアイレット(紐を通す穴)の周りに破れなどが見て取れます。
どこも使い方によっては強い力が加わる部位です。
普段から少しだけ気にかけて使ってあげればブーツの育ち方も全然違ってくると思いますね。
もし破れや裂け、穴などを直すとなるとかなり広範囲に交換したり当て革を縫うなど大工事になります。
しかもバラバラにバラして部分的に交換する以外の方法だと痕が残ります。
その場合、修理費にもう一足買えるくらいの金額は覚悟しないといけません。
もし買ってしまったら、我慢して履くかオークション個人売買で売るかぐらいですね。
もし売るならその事も正直に書いた方がいいですね。
3.ソールが極端にすり減ってないか
ソールで減りやすいといえばカカトですね。
上の画像だとまだ履けますが、下の画像だとそろそろソール交換の時期が近づいてきてます。
靴屋さんによってはカカトだけソールの部分補修をやっていますのでそれを利用するのも手ですね。
金額にして、2500円前後です。
注) 靴屋さんの技量や誠実さで仕上がりに差が出ます。
バイクでカカトを地面にこすりながら走ったのか、どうなのか、なぜそうなるのか分からないのですが、稀にミッドソールの上の本体の革までも擦れてなくなっている場合があります、笑
*ミッドソール:ソールの上の縫われた革の部分
もうおしまいですね^^;
ソールの減りがミッドソールまで到達してる時点で買うのはやめた方がいいです。
もしオールソール交換(ソール全て)する場合はREDWING純正、VIBRAMソール、ノーブランドなど金額で選ぶ事ができます。
オールソール価格目安
REDWING純正:1万円〜1万2千円程度
VIBRAMソール:7千円〜8千円程度
ノーブランド:5千円〜6千円程度
*クレープソールの場合です。
REDWING純正が一番高くて人気がありますが、VIBRAMソールも人気があり素晴らしいです。
アメリカのハンドメイドで有名な高級ラインであるWhite'sブーツやWescoなども純正でVibramソールを採用しています。
自分で履くんだったらどのソールでも良いと僕は思っています。
4.ベロにパンチ穴が空いていないか
画像がなくて申し訳ないのですが、簡単に言うとパンチ穴があると言うことはB級品の印です。
正規品として販売できなかった物をファクトリーセカンドとして安く販売しているのです。
不具合もステッチのずれなど色々とあるようですが、履くには問題のないレベルみたいですね(^ ^)
過去に自分が仕入れたファクトリーセカンドはベロの上部から5,6センチ下のスミによく開いてましたね。
羽の中に隠れる場所です。
たまにベロの上部に開いてることもありました。
製造された年代によってパンチ穴の場所が違うことがあるみたいです。注意してください。
ん〜、まぁでもアメリカ製って結構大胆な作りが多い気がしていて自分で履くならファクトリーセカンドでも全然良いなって言うのが正直な気持ちです。
日本製と比べたらほとんどがファクトリーセカンドですよ、笑
日本製って凄く緻密と言うか正確と言うか、ステッチ1つとっても綺麗な直線だし間隔も狂いない感じなんですよね。
それはそれでビシッとしゃんとした気持ちになれるし好きなんですが、アメリカ製のドーンと大胆な気持ちにさせるブーツも好きなんです。
だから私は不具合の内容にもよりますが、自分で履くぶんにはファクトリーセカンドでも良いなって考えています(^ ^)
せっかくブーツを買うのにファクトリーセカンドじゃ気分が乗らないっ!!嫌だっ!!
って方はパンチ穴にはお気を付けください。
5.カビの跡がシミになってないか
カビってほんっとにしつこいんですよね。
茶色の革の場合マダラな斑点が付いてまわります。
黒革の場合は茶ほどは目立たないのですが、触るとザラつきなど出てきます。
あと白くなったり^^;
黒革の場合はヤスリをかけて黒いクリームを入れればだいぶ目立たなくなりますが、茶革は大変です。
深くヤスリをかけて薄く薄く茶色のクリームを入れて少しずつまわりの色と馴染むようにして全体的に色を濃くして斑点をゴマかす感じが精一杯ですかね。
それでも斑点が完全に消えることはありません、涙
染めQなどあるのですが私はオススメできません。
見た目は綺麗になると思いますが、革へのダメージも大きいし、革が栄養を吸収しづらくなっちゃうんじゃないかと思います。
カビに関しては、1つ仕入れてお手入れ記事を書こうと思っていますのでココで書くのはこれぐらいにしておきます。
記事ができたらココにリンクを貼りますね(^ ^)
記事を書きましたのでリンクを貼りますね。読んでみてください。
*革靴やブーツにカビがはえた時の絶対に外せない裏技的対処法~犬刻印モデル~*
番外編:カカトの内張が破れている時の応急処置
これはたまーに見ますね。
カカトの内張が破れている場合、その部分の内張の革を交換して縫うんですが自分で応急処置を施して履いていくことも可能です。
破れた部分を出来るだけ小さめにカットして、そこに靴擦れ防止パッドを貼り付けます。
肝は靴擦れ防止パッドよりも小さく破れた部分をカットすることです。
下にリンク貼っておきますね。
結構安いので、お手頃修理って感じですね。
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これで見た目も綺麗に保てます。
ブーツのサイズがビッタビタだとパッド分小さくなってしまうので窮屈になってしまいます。
逆に少しサイズが大きい時には本領発揮で、ブーツをピッタリ履けます。
注意してくださいね(^ ^)
購入先について
これらに気をつけてブーツを選べばハズレを引くことはなくなると思います。
参考になると嬉しいです。
ちなみに全部自分が仕入れで失敗してきたポイントです^^;
さすがに最近はもう失敗は無くなりましたけどね(^ ^)
もし業者じゃない方で安くREDWINGブーツの掘り出し物を見つけたい場合は、リサイクルショップや古着のチェーン店、あとはメルカリとかヤフオクなどのネットって感じですかね。
実店舗もネットも両方に言えるのですが、頻繁に顔を出さないと掘り出し物には出会えません。
まずリサイクルショップの場合、ブーツがあるかどうかって感じです^^;
古着のチェーン店はブックオフ、オフハウス、セカンドファクトリー、などなど色々ありますが、セールが特に狙い目ですね。 *これが一番確率がいいかな^^;
メルカリは更新更新の早い者勝ちでずーっと見てないと難しい。
ヤフオクは大体相場で終わっていくので何個も入札して稀な落札のラッキー狙い。
ネットの方が難易度は高い印象です(^ ^)
掘り出し物に振り回されて時間を失ったり、モヤモヤしたり。
だったら、ちゃんとした品質のブーツをちゃんとした相場の金額で購入する。
届いたブーツを大切にメンテして育っていくのを見守る。
一番ハッピーな気がします(^ ^)
最後に、文中でも話をあげた日本製のブーツの記事を下に貼っておきます。
よかったらソチラもお読みください。
ありがとうございました。
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