REDWING 四角犬タグのプレーントゥブーツ
*この画像は明るさを加工しています
こんにちはFIRLLYの武男です。
地井武男さんとは関係ありません。笑
今回は、REDWING 8165 四角犬タグのプレーントゥをメンテナンスしたので詳細を書いて行きます。
もちろんクレープソールに関しても詳しく書いてますよ(^ ^)
このブーツは多少乾燥して革が少し硬くなっている状態で届きました。
あと、シューレースがボロボロでした。
ただ、やっぱ安物のブーツとは違い革の厚みや作りはさすがに良いなと感じました。
ステッチの歪みなどは多少ありましたが、アメリカ製ならではというか使用には全く問題ないので逆にそれを楽しみました(^ ^)
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全体に豚毛ブラシをかける
まずはいつものように紐を外して豚毛ブラシで全体を掃除していきます。
紐はかなりボロボロだったので今回は捨てることにしました。
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羽の内側など特に埃がたまりやすいので細部までブラシをかけます。
このブーツはそこまで埃がすごくはなかったです。
アイレット(紐を通す穴)やステッチ(縫い紐)などリセットするつもりで細かいとこまでブラシをかけます。
ソールにヤスリをかける
次にソール(クレープ)の外側にヤスリをかけていきます。普段は機械でかけるのですが、全然80番の紙ヤスリでも大丈夫です。結構大変ですが、、、^^;
*写真加工なし
もともとあるヘアラインのような模様も消えないので、細部までこだわる方に紙ヤスリはオススメです。
やりすぎ注意。
室内だと部屋中にクレープソールの粉が飛び散るので注意して下さい。
非常に細かいソールの粉が部屋の隅々まで舞い散ります。驚くほどです。
ちなみにREDWING純正のクレープソールは年代や種類によって削りやすい削りにくいがあります。
このブーツは削りやすかったです。ラッキー(^ ^)
普段は機械でソールを削っているんですが、機械が無い方に何か紹介できるソールを1番早く1番楽に綺麗にする方法はないものかと色々試して見ました。
クレープソールを綺麗にする4つの方法
1つ目は中性洗剤とスポンジ
ちょっと無理がありました。
コスレドコスレド果てしなく、少しは綺麗になれど純白は遠い世の夢。笑
2つ目はジッポオイルと布
これ確か最初スポンジでやったんですが、ちょっと溶けてました。
かなり時間と手間をかければいけそうでしたが、何しろ大変でした^^;
3つ目は100円均一の除光液とスポンジ
これはジッポオイルと同じでした。ちょっと無理でした^^;
スポンジが付属したと思います。それでこすりましたね。
4つ目は紙ヤスリ
これです!!
最初240番でこすったんですが、らちがあかないと思い120番に変えました。
が、これもきつかったです。結局、60番か80番ですね。
大変には大変でしたが、4つの中では何倍も良いです。
純正のヘアラインも消えず、とても綺麗になるし手間も時間も段違いに良かった。
紙ヤスリオススメです!!
*室内での作業はオススメできません。粉が舞い散ります。笑
その後、インソールも革なのでついでに紙ヤスリをかけました。
そしてM.MowbrayのCREAM ESSENTIALを入れて乾かしBootBlackシルバーラインの茶色で補色してブラシをかけてストッキングで磨きました。
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本体の汚れをローションで落とす
そしてまた全体に豚毛ブラシをかけ、次は本体の汚れを落としていきます。
トゥの部分のステッチは歯ブラシにBootBlackのレザーローションを直接かけてゴシゴシ磨けばOKです。
ステッチの周りの革に沢山つくと少し脱色されるので注意して下さい。後で色を入れれば大丈夫なんですが(^ ^)
*BootBlackのレザーローション
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ここで30分〜1時間ほど乾かして、次はM.MowbrayのCREAM ESSENTIALを本体の革に入れていきます。
ステッチ周りの際までよく入れて下さい。あまりステッチにはつけないよう気をつけて、ちょっとなら大丈夫です。
これで大分と色が馴染んできます。これも15分ほど乾かしてから馬毛ブラシをかけていきます。
*写真加工なし *M.Mowbray CREAM ESSENTIAL
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本体に黒クリームを入れる
次は、BootBlackシルバーラインのblackを全体に入れていきます。
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ちなみに、毎回メンテナンスで補色をするのはオススメできません。
履いたあとにブラシをかけたり、ちょっと期間を開けて栄養を入れる程度で十分です。
*BootBlackシルバーラインのblack
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私はクリームを塗るさい、古くなったTシャツを切って布として使っています。
あとは、全体に馬毛ブラシかけてトゥの部分を丸めたストッキングで磨いて紐を通して出来上がりです。
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紐は新しくしました。
紐や本体のステッチ部分のホツレや毛羽立ちはライターでサッと炙ると静まります。
ソールの隙間補修
あと、ソールのトゥの部分に隙間が空いていたので簡易的に埋めました。
*写真加工なし
*写真加工なし
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これはパテやソールの補修剤などあるのですが白いマジックインキでも可能です。
隙間に流し込むように塗って乾かし、紙ヤスリをかければ埋まりますね。
今回は以上です。読んで頂いてありがとうございました。
タグの記事も書いてます。四角犬タグのページを下に貼っておきますね(^ ^)
もし良かったらこちらもお読み下さい。