ウエスコのジョブマスターをボロボロから復活させるお手入れ
こんにちは、FIRLLYのタケオです。
これからブーツの手入れをメインにコンスタントにアップしていこうと思っています。
よろしくお願いしますね(^ ^)
今回は、めっちゃボロボロのwesco jobmaster を約1日かけてツヤツヤに復活させた手入れの方法や感想を記事にします。写真も一緒にご覧下さい。
友人には秘密にしてた方法です、笑
この上にある写真が仕入れた直後のwescoです。
全体的に埃っぽい、小傷だらけ、大きなちぎれた傷もチラホラ、革の乾燥も見られる、あまり良い状態とは言えませんでした。
いえ、悪い状態の部類に入りますね^^;
でも、さすが高級ラインのブーツだなと思わされたのは革の厚み、丈夫さ、作りのよさですかね。
革の状態も良くはないですが、全然ダメになってません(^ ^)
幸いなことに、穴も開いてませんでした。
穴が空いていたら仕入れてませんが^_^;
それではお手入れに入ります。
お手入れ開始
まずは、紐とフォルスタン(先端に伸びるホウキの様な形の革)を外して行きます。
そこから隅々まで丁寧に豚毛ブラシをかけます。
ブラシの入らない細かい所は、歯ブラシなんかを代用すると良いですよ。
小さめのブラシを買っても良いですね。
とにかく、蓄積されたホコリを全て掻き出します。
そしたら、本体の革を全体的にレザーローションで汚れを落としていきます。
レザーローションはBootBlackを使いました。
※BootBlack レザーローション
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布に少量湿らし、馴染ませてから大きく拭いて下さい。
強い溶液ですので、一部分をこすりすぎると色が抜けるので注意して下さい。
売られている状態だと無色透明なんですが、振るとこのように乳白色になります。
ブーツ以外にも革製品のお手入れに使えますので、1つあると重宝しますね(^ ^)。
次はヤスリがけです。
私は専用の機械で削ったりしますが、市販の紙ヤスリでも全然いけます。
ソールの側面に紙ヤスリの80番から120番、240番くらいで順番にかけて仕上げていきます。
ソール側面も革とゴムの部位に分かれています。
その革の部分を革の素地の色が大体均等になるように丁寧に削っていきます。
最後に色を入れるのですが、この下地処理が仕上げに大きく影響します。
初めの80番を疎かにすると、仕上がりがマダラになりやすいんですよね。
しっかり丁寧にお願いしますね^ - ^
本体の革の部分はササクレや大きな傷などを240番のヤスリで、仕上げに400番で整えました。
大きな傷などえぐれている部分はアドベース、アドカラーで整えました。
※アドベース、アドカラーは革のパテと思ってもらえれば分かりやすいです。
ちなみに動きのある部分には適していません。(シワの部分等)
激しく動くとアドベースが剥がれちゃうんですよ。
足先のトゥの部分やカカトの硬い部位などにオススメです。
そこからパテ(アドベース)が硬化するまで待ち、またヤスリがけです。
ちなみに僕は、1日おきました。
今度は紙ヤスリ400番で硬化したパテを整えました。
平らになるまで、この工程を繰り返します。
※アドベース、ヤスリがけを繰り返すと平に近づきます。
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ステッチの漂白と革の補色
次にソールと本体の間のステッチを清掃、漂白します。
専門的な器具や薬品などがなくても大丈夫。
市販で売られているもので十分代用できます。
歯ブラシにジッポオイルやレザーローションのどちらかをつけてゴシゴシすればOKです(^ ^)
ただ、あんまりやり過ぎるとステッチがダメージを受けてほつれてきます。
かなりやり過ぎた場合なので、そうそうほつれませんが(^ ^)。
そうしましたら、今度は革全体に薄く黒いクリームを入れていきます。
傷やパテした部分には濃く入れました。
30分ほど乾かして馬毛ブラシで軽くブラッシング。
※クリームはBootBlackシルバーラインの黒です。
*シルバーラインの黒
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パテの部分に一度で色が乗らない場合は何度か塗り重ねます。
それでも難しい場合は、アドカラーの黒を使った方が良いかもですね。
このクリームは、乾かして馬毛ブラシをかけると光沢がかなり出ます。
もし、光沢仕上げにしたい場合は、そこにストッキングを丸めてこすると、さらに光ります。
100円均一で売ってる光沢磨き専用のグローブを使っても良いですね。
革にクリームを浸透させている間にソール側面の革の部分に茶色のクリームを2回入れました。
※使用した茶色のクリームはBootBlackシルバーラインのCHESTNUTです。
革をシットリと栄養補給
今度は本体の革の部分にマスタングペーストを入れます。
マスタングペーストは100%ホースオイル(馬油)で浸透性が高く、しっとりします。
私は、ウエスコやホワイツはマスタングペーストで仕上げてますね。
シットリしてる方が高級感を感じるんです。
※私は、指で塗ってます。
*マスタングペースト
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ここで先ほど茶色のクリームを入れたソール側面に馬毛ブラシをかけ、丸めたストッキングで磨きこみます。
本体はシットリでも、ソール側面はピカピカ光沢が好みです。
先程も軽く言いましたが、本体にツヤを出したいときはBootBlackの黒クリームを入れて馬毛ブラシをかけてストッキングで磨いています。
簡易的ですが、かなりツヤが出ます。
ツヤが好みなら、マスタングペーストは使わずに、コレを仕上げとしたら良いですね。
ドレスシューズの場合はサフィールノワールクレムを使ってます。
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雑談ですが、ストッキングは100円均一で買っています。
初めに買った時、店員のお姉さんに変な目で見られたのをいまだに覚えています^ - ^笑。
めっちゃ恥ずかしかったぁ、笑。
これは、領収書下さいと言うことでクリアしました。
仕事で使うんだからしょうがないと思ってもらえていると勝手に思っています。
本題に戻りますね。
この後、一日置いて余分な吸収しきれなかったマスタングペーストをふき、馬毛でブラッシングして完成です。
どうですか、程よく光沢があり、シットリともある。
見違えますよね。
同じブーツとは思えません。
自画自賛、失礼しました、笑。
シューレース(紐)とフォルスタンはwesco純正の新品を購入しました。その際、フォルスタンにはマスタングペーストを入れました。
*フォルスタン:トゥの上にある草のような形をした革
馴染むとフォルスタンがしっとりしますし、深い艶も少し出ます。
これからブーツの手入れの記事や、購入仕入れの記事などアップしていこうと思っています。よろしくお願いします。
赤いWESCOブーツのお手入れ記事のリンクを下に用意しました。もしよかったらコチラもお読みください(^ ^)
もし記事内で間違ってる事など何か思う事があったら、お気軽にお問い合わせやコメントください。
僕だったらこうお手入れするねとかもコメント貰えると嬉しいです(^ ^)
今回は以上です。
ありがとうございました。
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