ビルケンシュトックのギゼお手入れ紹介
こんにちは、FIRLLYのタケオでございます。ヤッホ^ - ^
今回は、泥だらけのギゼを綺麗にお手入れすると共に、細かく解説していきたいと思います。
これがお手入れ前の状態になります。
表面上は、かなり汚れていますがモノ自体はまだまだ大丈夫、現役です。
安物のフェイクと違って作りが良いので、そう簡単に壊れませんね^ - ^
この状態から試行錯誤してお手入れしてサムネの画像まで状態を持って行くので、ぜひ読んでいって下さいね。
お手入れ開始、丸洗い
あまりにも泥や砂が付いているので、今回は中性洗剤で丸洗いします。
バケツに水と食器用中性洗剤を入れて混ぜます。
そのバケツにサンダルをザバッと一度入れます。
バケツから出して、汚れたサンダルの側面や裏側を歯ブラシで磨きます。
この時、フットベット(足をのせるインソール)は絶対にコスらないで下さい!
水に濡らしてコスると、ボロボロ剥がれてきます。要注意。
1日乾燥させました。
乾燥は、風通しの良い日陰がベストです。
サンサンと晴れた日差しの下に干すと革が縮んだりする恐れがあります。
風通しの悪い湿気の強い場所はカビの原因となります。
これらに注意して下さい。
ブラッシング
乾いたら、次はブラッシングです。
革の毛穴の汚れやホコリを掻き出すイメージです。
ブラシは豚毛ブラシを使って下さい。
それかナイロンブラシですね。
*馬毛ブラシは仕上げで使います。
馬の毛は、しなやかで光沢を出してくれる為です。
ソールのヤスリがけ
次はソールの側面を綺麗にします。
中性洗剤でも落ち切らなかった、薄汚れを何とか落とそうと思い紙ヤスリをかけました。
これは失敗です。
REDWINGのクレープソールは紙ヤスリで綺麗になるのですが、ビルケンのevaソールはダメですね^_^;
軽くコスる程度だと何も変わりません。
強くコスり続けるとポロポロと剥がれてきます。
すぐに紙ヤスリをやめ、布と中性洗剤に切り替えました。
これで真っ白までは無理ですが、ある程度綺麗になりました。
写真をご覧ください。
ビルケンのソールに使われているeva素材はゴムに似た素材です。
レザー素材とeva素材を比較した記事を書いていますので、良かったらそっちも見てみて下さい。
その後に、ソールの端が反り返って変形していたのでカッターでカットしました。
ソールがゴムに似た素材のため、硬く切りにくかったです。
なのでカッターの刃は黒刃を使用しました。
黒刃
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黒刃は、通常の刃よりも切れ味鋭く、職人さんが好んで使うような刃です。
ただメリットだけでは無く、切れ味が鋭いため、刃が硬くしなやかさにかけ、無理な方向に力が働くとすぐに折れます。
よく切れるんですが、よく折れるので、怪我には注意して下さい。
値段も、通常の刃より少し高いです。
うまく使えれば強い味方になってくれます。
オススメ^ - ^
汚れ落とし、栄養補給
*M.Mowbray CREAM ESSENTIAL
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今回のサンダルは、めちゃめちゃ汚くて汚れが染み込んでるって程でも無いので、このクリームエッセンシャルでクリーニングから栄養補給を行いました。
このクリームは、クリーナーと栄養を兼ねた物です。
重宝してます^ - ^
布に馴染ませて、革のストラップの部分を磨いていきます。
それ以外の部位には付着しないように気を付けて下さい。
まぁ、ちょっと付くぐらい全然大丈夫ですけどね。
塗り終わったら、30分程放置して乾かして下さい。
仕上げ
乾きましたら、最後に馬毛のブラシで磨けば完成です。
丸めたストッキングでコスると、もう少し光沢が増します。
自然な光沢が好みなら馬毛ブラシで完成にしておいた方が良いですね。
ちなみに、ストラップの裏側はフェルトのような素材になっています。
足へのタッチがソフトで履き心地を良くしています。
インソールのフットベットしかり、ビルケンは履き心地を追求しているブランドで、良いですね^ - ^
最後に
細かく手入れすると、パッと見た時に小綺麗に写りますね。
このギゼは賛否あるモデルで、指が痛くなるとゆう話を良く耳にします。
慣れてしまえば、なんて事無いんでしょうけどね(^_^;)
このギゼは4箇所にビルケンの刻印が刻まれています。
その写真をアップします。
ストラップのサイドの付け根ですね。
ストラップのバックルにBIRKENと刻印されています。
フットベットは一緒にサイズも記載されています。
甲の部分のボタンです。
細部に到るまでこだわっているなぁ〜って思わされます。
今回は以上になります。
ありがとうございました^ - ^
ギゼのリンクを貼っておきます。
割と安いので見てみて下さい。
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*購入ページには飛びません。ご安心ください。